先週、ヤマハピアノ演奏グレード3級の、即興と初見は合格したものの、楽曲演奏の点数が取れない、ピアノ演奏をみてほしい、と、アドバイスレッスンのお申込を頂きました。
5級、4級の時に、楽曲演奏の点数が取れない、なんてことは全くなかったのに、3級になって初めて点数が伸びず、、、とお悩み。
聴かせて頂いて感じたのは、まずは、ほぼノーミスで弾けるレベルにまで、しっかり仕上げること。
これには練習時間を確保して、とにかく弾き込むしかありません。
あとは、グレード試験官の先生にも言われたそうですが、表現力が足りない、と、私も感じました。
5級・4級では、それなりに弾けていれば合格点もらえますが、3級からは、やはり厳しいのですね。
音に対するこだわり、音色の種類をもっと持つこと、それが、表現力となります。
表現力が足りない、言われる時には、大体、音色の種類が少なすぎて、強弱のみしか変化がないことが多いです。
タッチ、弾き方が同じでは、出てくる音も全部同じになります。
弾けてはいるけれど、ただ音を並べている、と、言われてしまう演奏です。
ということは、逆に考えれば、タッチ、弾き方の種類を増やして、変えればいいんです。
鍵盤を押すスピード、鍵盤から指を離す時のスピード、かける圧力の具合(重さをかけないのか、指の重さだけなのか、手の重さ、腕の重さ程度なのか、全体重を乗せるのか)、
指先で弾くのか、指の腹で弾くのか、指の第1関節は固めるのか緩めるのか、第2関節は?指の付け根の関節は?、下腕まで使うのか、上腕も乗せるのか、
指~腕~体全体の使い方を考えて、音作りをしていく必要があります。
こうやって言葉にして書くと難しそうですが、レッスンでは、私が実際弾いて示すので、そんなに難しくはないと思います。
ふだん、地元で習っている先生がいらっしゃるそうなのですが、音の出し方について、こんなに細かく言われたことはなかったそうで、軽く衝撃を受けておられるようでした(;^ω^)
今までの演奏、弾き方でいいと思ってたので、気づけなかった、ピアノグレード3級に落ちて、つまづいたからこそ気づけた、と、開眼されたようでした。
まだまだ改善の余地はたくさんありましたので、グレード合格が目的ではありますが、これを機に、ますます演奏力を磨いて頂けたら嬉しいです♪
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