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武田真理門下ピアノ発表会

日曜に、武田真理門下ピアノ発表会が、五反田文化センター音楽ホールで行われ、受験生の生徒と、東京音大附属高生の元生徒が出るので、聴きに行って来ました。

午前11時〜夜まで、皆、大曲ばかりの熱演でした!

附属高ピアノ演奏家コース2年生は、コンチェルトが1月末の試験課題ということで、モーツァルト、シューマン、サンサーンスのエジプト風が、2台ピアノで演奏され、元生徒も含め、皆それぞれに、とても良かったです♪

その後は、ソロの高校生が続き、今年受験生かな?と思われる子たちは、来月入試なので、とても気合いが入っていて、よく練習を重ねて、仕上げてきていました。

うちの受験生も、ちょっと緊張で、いつもより速く弾いて雑になってるかな、と思うところもありましたが、概よく弾けていて、だいぶ仕上がってきました。

と、皆、さすがだなーと思って聴いていたのですが、最後の最後で、その考えは甘かったことに気づくことに、、、

トリは、院生の片山柊くんだったのですが、それはもう、圧巻の演奏でした!

これが学生の演奏と、プロのピアニストの演奏の差なんだな、と、実感。


当初、プログラムには、デュティユのソナタとあったのですが、当日になって急に、アナウンスで、シューベルト即興曲Op.90-1とブラームスOp.119となり、デュティユ聴きたかったのに残念だなぁ〜と、一瞬思ったのですが、シューベルトが始まると、その思いはすぐに吹き飛ばされ、圧巻の演奏に魅了されました!

ブラームスも素敵でしたが、特にシューベルトが凄い気迫で、本当に素晴らしくて、感動しました。

同じピアノで弾いているとは思えない表現力で、もちろん、その前の高校生たちの演奏もとてもよく弾けていて上手だったのですが、学生の演奏と、すでにピアニストとして活動している、片山柊くんの演奏は、全く別次元の演奏でした。


たまプラーザ教室の、松本絵理子先生も一緒に聴きに行っていて、終わってから、興奮冷めやらぬうちに?!不動前駅で一緒に飲んだのですが、あの表現力の違いは何故なんだろう、何があんなに違うんだろう?!と、2人で大興奮!

多分、ピアニストのリサイタルみたいに、片山柊くんだけのプログラムを聴いていたら、もちろん素晴らしいのだけれど、それが当たり前と思って聴いてしまうところがあって、また町のピアノ教室の発表会のようなものの最後に弾かれても、完全に別格のプロの演奏として聞いてしまうため、ここまで衝撃を受けることはなくて、武田真理門下生発表会という、レベルの高い演奏が続く中でも、こんなに突出して、差があるんだということに、衝撃を受けたんだと思います。

しかも曲の難易度から考えると、高校生の方がよっぽど難曲揃いで、シューベルトの即興曲なんて、誰よりも簡単な曲だったのに、1番迫力があって圧倒されるなんて、驚きです!

曲の難易度なんて、全く関係ないのですね。

今日は、物凄い刺激を受け、大変勉強になった、1日でした。

自分も、もっと、音一つ一つにこだわりを持って、表現力を磨いて、練習に励みたいと思います。

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