ピアノ演奏家コース受験会場のTCMホール
中目黒・代官山キャンパスでの入試は、今回が初!(去年まで池袋キャンパス)
初めて演奏を聴いた時には、全てがmf〜ffの大音量で弾いていて、音色の変化もほとんどない状態でした。
そして、弱く弾こうとすると音が抜けてしまい、特に、鋭くて弱い音が欲しいところで、それができませんでした。
原因は、今まで指先を意識して弾いてこなかったせいで、指の第一関節がグニャグニャで、自在に止めたり緩めたりすることができず、指先のコントロールができなかったからです。
弱くて鋭い音、細かく速く動くパッセージなどは、指の先の先で、針先で弾くつもりで弾かないと、弱くても芯のある音、鋭い音が出せません。
反対に、豊かな音を出したかったら、ロシアンメソッドのような指の腹を使って、腕全体の重みを乗せて弾くとよいですし、出したい音によって弾き方は違います。
とにかく指先を意識し、指先で弾いている感覚を身に着けること、p〜ppの世界を広げること、もっと多彩な音色を持つことを、この2年間、訓練していきました。
また、前の先生の時には、発表会も少なく、コンクールも出たことがなかったとのことで、入試までに、本番をたくさん経験してもらいました。
最後の半年では、入試曲にじっくり取り組み、1曲1曲をしっかりアナリーゼ(楽曲分析)もして、ただ雰囲気を感じ取って弾くだけでなく、転調、和音構成も理解し、そこから来る変化を理論上でもしっかり理解し、より表現を明確にしていきました。
そして、それを表現できるよう、練習を重ね、だいぶ指先の意識も出来てきて、指が強くなりました。
演奏家コースは残念でしたが、年1回、転科試験もあるので、入学してからがスタートですから、これからますます頑張ってほしいと願っています!
私(江戸)も、高校までは石川県の普通の高校だったので、ピアノを頑張っている友達など全くおらず、田舎で孤独にピアノをやっておりましたが、大学に入ったら、皆、同志で、東京で一人暮らし生活の始まりということもあって、人生が180度変わりました。
音楽を本気で取り組む友達とは、同志として、心の底から分かりあえる感じがして、本当に楽しく、またライバルでもあるため、大いに刺激になりましたし、東京音大時代は、かけがえのない4年間を過ごせました。
高校は進学校だったので、普通大学に進む道もありましたが、音大に行かなかった方が後悔しただろうし、今ではピアノ講師として、たくさんの生徒に恵まれ、ピアノを教えることでさらにピアノへの理解が深まり、日々、勉強になる、ピアノ漬けな毎日を送れることが、何より幸せだと感じています。
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2020年4月~たまプラーザ教室の木曜夜、武蔵小杉教室の土曜夕方、各1名ずつでしたら、今なら受け入れ可能ですので、ご相談下さい。
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学内の食堂は、まるで蔦屋カフェのような、オシャレな空間で、自分の池袋校舎時代とは全然違っていました。羨ましい~