エチュード本、テクニックを学ぶための教材は、たくさんあります。
自分自身(江戸)がやったものですと、レベル順に、
バーナムテクニック
ハノン
ツェルニー30、40、50番
クラーマービューロー
モシュコフスキー15番
ショパンエチュード
となります。
ショパンエチュードは、もはや立派な楽曲ですが。
有名なブルグミュラーも、25の練習曲というタイトルなので、練習曲に入れたらよいのかもしれませんが、実は私は、ブルグミュラーはやっておらず、グローバーピアノ教本とバーナムで育ち、その後、ソナチネアルバム、ハノンに入りました。
しかし、ブルグミュラーはよい勉強になるので、生徒には与えております。
他にも、生徒様の状況に合わせて、ツェルニー20番、モシュコフスキー20番、なども愛用しております。
さて最近、大人の生徒様で、ツェルニーをちゃんとやりたい、といったご要望の方が数名いらっしゃり、取り組んでおられます!
子供の頃、30番まではやった記憶のあるものの、40番以降はやっておらず、曲中心に弾いてきたという方々です。
中学生以降になると忙しくなるので、エチュードまでやってる暇はなく、楽しくやりたい曲をやっていく、曲中心のレッスンにどうしてもなってしまいます、、、
改めてツェルニーに向き合ってみると、
- きちんとしたテクニックが身につくこと(ある程度の速度で、正確に弾けていることが条件です)
- 調性、和声がわかりやすいので、ハーモニー感、終止形に対する感覚(バロック古典派には特に重要な感覚)が身につくこと
が、分かります。
数年前、ピティナステップで、小学校高学年男子が、ツェルニー50番を颯爽と弾いて、その後ショパンワルツを弾いてかっこいいな〜と感心しました。
ツェルニーをスポーツカーのようにすごい速さで、正確に弾ける人って、圧巻ですね!
練習曲と侮るなかれ、弾き方次第で、ステージでも映える演奏になりますよ♪